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2014年11月25日 (火)

晩秋の県境にて

 11月も後1週間、今年もいよいよ押し詰まってきました。

先週、愛知県と静岡県と長野県の県境へ久しぶりに行ってきました。

(写真はクリックで少し大きくなります)
細い波線が県境の線 上が長野県、右横が静岡県です
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愛知県北設楽郡豊根村の富山地区というところです。
平成の市町村合併以前は日本一のミニ村(人口200人余り)で、人の数より猿の数のほうが多いと言われていました。
もともとは林業中心の村でしたが、1956年の佐久間ダム完成により、村がダム湖に水没。
村民の三分の一が離村しました。

私たちばんびとのご縁は、「ここ日本一のミニ村で世界で一番楽しい人形劇祭りを開催しよう!」というプロジェクトに参加して、スタッフとしてお手伝いしたことからでした。

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村のキャンプ地の野外ステージで繰り広げられたお祭り。
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夜間もお客さんいっぱいでした。
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人形劇を見たり、せせらぎでアマゴのつかみ取りをしたり、村内めぐりや宝探し、盛りだくさんのお祭りでした。
何せ山間のミニ村ですから、お客さんも泊りがけでいらっしゃいます。3日間の開催期間中、食事は3食とも村のお母さんたちの手作り、一日中キャンプ地で過ごしていただくために、スタッフとして村の職員さん、プロ人形劇団の仲間も一緒にあれこれ奔走しました。
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真ん中に白く見えるのが学校の全天候型運動場です。その近くにかたまっているのが村の中心部になります。
地方財政の厳しさで残念ながら人形劇祭りは終了してしまいました。今回久しぶりに訪れたのは、合併後さらに人口が減ってしまい、とうとう学校が廃校になってしまうと聞いて、小中学校と地域のみなさんに人形劇を見ていただきたくて、公演のお世話をお願いしたからです。
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曲がりくねった山道。ダム湖の側の国道を進みます。
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今でこそ灯りが点いていますが、最初のころ、トンネルの中は真っ暗でした。
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すれ違うのは工事用のダンプカーだけ。いつも山肌を工事しています。
あんな所にパワーショベルが!!
休み休み進んで、約3時間。ようやく会場に着きました。
さあ、周囲を点検しましょう~。

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人形劇祭りは夏だったので、晩秋に来たのは初めてです。
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紅葉狩り~~
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真っ赤だねえ
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ダム湖…この下に沈んでるのです。
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山奥なのでいっぱい動物がいます。昼間出会うことはあまりないのですが、会場の入り口で村の動物たちがお出迎えしてくれました。
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あわわ~ いたち、てん…噛みつかないよね^^;
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かもしか君
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いのししさん(少し小型でした)
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かなり立派なしかさんです。
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あなぐまくんとたぬきちゃん。
帰り道で冬毛になってるたぬきちゃんが道を横切っていきました^^
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やまどりさん。
人麻呂が歌った「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々しき夜を一人かも寝む」のやまどりですね。尾羽が立派でした。
道端でやまどりの羽根拾っちゃった^0^

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おばさんたちが外を点検している間に舞台の準備ができました。
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公演も無事に終わりほっと一息。懐かしい方たちともお会いできました。

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帰り道であった黒柴ちゃん。元気でね~

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合併前は200人以上いた地区でしたが、今では130人になってしまったそうです。
厳しい地方の生活、ますます拡がる格差。
山が大切に活かされていかなきゃと思うのですが、新たなダム建設の計画もずいぶん前から出ています。また沈んでしまうのかなあ?


黒柴ちゃんと友達になりたかった・こまち& 洋子

☆ 12月の公演のお知らせコーナーを新しくしました。
豊橋市内、岩手県宮古市の公演のご案内です。
こちらをご覧くださいね→お知らせ

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コメント

海パン・水着でつかみ取りする元気な子供たち!
子供というのはこのくらい たくましいほうが
よいのかもしれませんね
カモシカ君ってよく美脚に例えられますが
私は にほんじかさんの足のほうがいいなぁ~w
おばさん&こまちちゃん、たくさんのすばらしい
景色をありがとうございました

投稿: ヨメ | 2014年11月25日 (火) 14時51分

ほおお~見事な紅葉ですねぇ~☆
おばさんたちも写ってる公演のお写真で
チビッ子たちが見入ってる姿がよかったですぅ。
それにしても剥製がたくさん。
夜だったらちと怖いかも・・・(^ε^;)

投稿: よめ | 2014年11月25日 (火) 18時40分

小さな村の学校が消えちゃうと、益々人口が減っちゃう
悪循環だよね
きれいな景色があっても暮らしていけなければどうしようもない・・・・
淋しいことです

投稿: 姉さん | 2014年11月25日 (火) 18時43分

お話の通り、深呼吸したくなる風景ですね。

小さい村の歴史が一つ、二つと閉じられていくのは寂しさを感じずにはいられませんが、無機質なものにどんどん変わっていく都会にいる私には、閉じられても温かさが残っていくようにも感じます。

発見!!
おばさまは、紅葉の紅色がすごく似合うんですね!

投稿: ディッシュ | 2014年11月25日 (火) 22時18分

♬あぁ我山の子とよばれ 遠い街の灯を仰ぎ 鳴くヤマドリの声を聞き 緑の山と 我生きん
中学の時音楽の先生が放課後に教えてくれた歌、
その先生は根羽(長野県)の歯医者さんだった、僻地で育つと不思議な経験をします。
ばんちゃんのヤマドリ見てこの歌が蘇った

投稿: bell | 2014年11月26日 (水) 09時05分

ばんびさん、こんにちは。

紅葉狩り、行ったことないので、美しい景色を見られて感激です。
廃校ですか、寂しい響きですね。
私の母校(ドリームシアターの向かい)もドーナツ化現象による児童数の減少により、3年前に廃校になりました。
剥製、沢山ありますね。
先日、自宅の庭で初めてイタチのこどもを見ました。とてもびっくりしました。
点検おばさんとこまちさんの後ろ姿にほのぼのさを感じます。

投稿: にわつかの同居人 | 2014年11月28日 (金) 13時36分

 ヨメちゃん、こんばんは
ここで掴んだ魚はお昼ご飯のおかずになるので、みんな必死です。かもしかさんは意外と小型でした

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時17分

 よめさん、こんばんは
 この剥製の動物たちは、役場の課長さんをしておられた方が獲ってきたものがほとんどだそうです。
さすがに猿は狩猟の対象ではないそうですけど、群れを見たことがあります

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時20分

 姉さん、こんばんは
もともと隠れ里と言われたところですから、本当にひっそりしています。山村留学で話題になりましたが、それも終了だそうです

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時25分

 ディッシュさん、こんばんは
ここには、温泉施設もあって、土・日に営業されてるので、利用される方とすれ違いました。でもお店が全然ないので、非常食は持参で行かないと危険です。
中心部によろずや1軒、喫茶店兼理髪店1軒だけです。静けさを求めていくならお勧めです。

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時33分

 bellさん、こんばんは
お山のことはおっかさんにお任せします^^
私一人で行った時は飯田線の大嵐駅を利用してました。駅は静岡県にあるのですね

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時36分

 にわつかの同居人さん、こんばんは
紅葉狩りとまではいきませんでした。山は杉林が多いので、後から植えられたもみじが少しあっただけです。山道走ってる途中で、いたち、野兎、狸に遭遇しました。
夏のおまつり会場ではマムシや蜂に悩まさたんですが、試食もさせていただきました^^;

投稿: ばんび | 2014年11月28日 (金) 21時42分

ああ、素晴らしい紅葉ですね。
でも、こういう景色のところがダム湖の下に沈み、ますます人口が少なくなって、廃校とは…
点検おばさんとこまちが、風景にぴったり合ってますね

投稿: ジャネット・ぽこ・リン | 2014年11月30日 (日) 20時40分

ああーっ!!すばらしいっ!!こんな所に住んでみたい(^o^) やっぱり自然はいいですね!僕の地元にも犬鳴峠という所があって、そこにもトンネル、村、ダムがあります。旧トンネル付近は、夜になると野生の鹿が見れますよ(^^)/ 村はそこの村よりもっと小さい気が…? ばんびさんも福岡来たらぜひ行ってみて下さいね!(^^)v

投稿: p-chan | 2014年12月 1日 (月) 06時46分

ジャネット・ぽこ・リン さん、こんばんは
紅葉そのものは東北のほうがきれいですけどね。
曲がりくねった山道で、車酔いしそう^^;
この村で人形劇まつりをやった時、お客さんがたどりつけるか心配しました

投稿: ばんび | 2014年12月 1日 (月) 20時44分

 p-chanさん、こんばんは
ここに住むのは大変ですよ^^生活物資買い出しには約1時間半、山道を車で移動しなければなりません。病院へは緊急時は救急ヘリが来るそうですけど。
犬鳴村伝説をチラ見しましたが、ちょっと怖いですね。
ミステリー映画になりそうな話がいっぱい(lll゚Д゚)
九州は大好きなんで何度も行きました。
毎年初夏に福岡でばんびの公演があります。
来年、ぜひ見ていただきたいですね 

投稿: ばんび | 2014年12月 1日 (月) 20時58分

小さな村・・・。私が住んでいるところも「村」と呼ばれていますが、もっともっと便利ですね^^
このような風景はどんどんなくなってきている、でも便利さに慣れてしまうと忘れてしまうのかしら?
自分が「住めるか?守れるか」と問われると、答えは「できない」ですし。
昔から「ダム」って聞くとなぜか悲しい気持ちが掠めるのです。

投稿: emico | 2014年12月 7日 (日) 02時12分

emicoさん、こんばんは
欧州で村というと田園風景を思い浮かべますが、こっちでは山奥ですね。
県境のこの村は南北朝のころから開かれているのだそうです。かなりしっかりした伝記が残っています。
ダムの恩恵を受けるのって、ずーっと離れた街に住んでる私たちなのでなんとも言いようがないですね

投稿: ばんび | 2014年12月 8日 (月) 21時41分

こんにちは。
忙しくてゆっくりブログを読む時間を忘れていたので、いい機会を与えていただきました。
素敵な所に行かれていたのですね。
きれいな紅葉。川遊びの様子は私の子供の頃を思い出しました。
まだ新たなダムの建設なんて話があるんですね。
本当に必要なんでしょうか?疑問が残りますが…


投稿: いけぴょん | 2014年12月 9日 (火) 10時36分

いけぴょんさん、こんにちは
年の瀬慌しいですね。訪問ありがとうございます。
山奥で何もないところですが、佐久間ダム建設のおかげで道路は整備されています。新たなダムについては賛否両論でなので、まだ時間がかかるとか。
記憶にある風景が変わってしまうのは淋しいですね。

投稿: ばんび | 2014年12月 9日 (火) 14時29分

いい景色ですね(⌒~⌒)
川原の白さと 緑、
燃えるような紅葉の赤
住んでいる人達を追いやってまで
住処を沈めてしまう
ダムは本当に必要なんでしょうか?
作る作らないでもめた 八ッ場ダム…
(゜゜;)エエッこんな所まで?
この風景全部沈んじゃうの?
と、沈めた後に使う道路と
元々の景色 両方が見られる今
現地を通りかかってそう感じました。
自然に手を入れて変えてしまう人間の傲慢さ
時々怖くなります…。
アッ…話逸れてる?
(*_ _)人ゴメンナサイ

投稿: Boo | 2014年12月28日 (日) 22時47分

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