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芸術の秋?それとも食欲?雨のパラミタ編

art ある雨の朝…三重県の菰野というところにある美術館に行ってきました。
名古屋から近鉄を乗り継いで大羽根園という小さな駅で降りました。
約2時間もかかちゃった。
鈴鹿山脈が間近に見える「パラミタミュージアム」へは駅から歩いて5分ほど。
山は雲に隠れちゃってるし冷たい雨も降ってきたけどいいよね。

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国道沿いに大きな看板が立っていました。
目指すは「大観・玉堂・龍子」展

3人は作風も違うし、独自の道を歩んでいたのですが、交流があって「雪月花」「松竹梅」という画題を3人が順繰りに描いて、3年で一回りするという趣向の展覧会があったそうです。

大観の堂々とした絵や、龍子のちょっとドキッとするような女性像は見ごたえがあります。玉堂の絵は何気ない山村の風景ですが、風や雨の湿り気、川のせせらぎの音まで感じられるような気がして、家にも1枚あったらなと思います。

出展はされてなかったのですが色紙があったので1枚買ってきました。
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河合玉堂 「渓村春雨」 長野県・水野美術館蔵

額装して飾っておこうと思います。

パラミタミュージアムの名前の由来になったのは池田満寿夫の「般若心経シリーズ」だそうですが、このシリーズの所蔵品978点のうち60点ほどを順次入れ替えで展示しています。
池田満寿夫は多彩な才能を発揮した芸術家ですが、晩年の(といっても63歳で急死してしまったのですが)最高傑作と言われる陶芸作品の般若心経シリーズは、それまでのイメージとは全く異なる精神世界を表現していて心を奪われます。
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そして思いがげず人間国宝の截金(きりかね)作家・江里佐代子の作品にも出会えました。
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ポスターだけしか写せませんでしたが、興味のある方は検索してみてくださいね。
江里さんは若くして人間国宝になられたのですが、渡欧中に62歳で急死され、現在では娘さんがその技術を継承されています。

仏像荘厳(仏像や仏堂を飾るという意味)の技を現代工芸に応用した独創的な作品はとても美しく、金箔をここまで細く切ることができるのかと驚いてしまいます。

館内の廊下の壁面にはさりげなく片岡球子の「面構・北斎と富士」がかかっていたり、薬師寺に設置された中村普也の「釈迦十大弟子」像のエスキースが並んでいたりと観るものがいっぱいあります。

この美術館に併設されているパラミタガーデンにもいろんな彫刻作品が展示されています。屋外は撮影自由なので、雨の中、庭を回ってみました。
ありがたいことに傘が用意されています。なんと、虫除けスプレーも置かれていました。

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「壺の道」



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雨のしずくを受ける緑葉がきれいでした。

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これも作品なんだろうか?

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椅子らしいけど座ってはいけない…

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ツワブキの葉が光ります。

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シラネセンキュウ

花の名前や作品名、作家はパンフレットで知ることができます。
訪れた日に作成されたパンフレットを頂きました。

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マメガキ(カキノキ科だそうですが食べられるのかな?)

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これは作品名がないので鳥さん用餌場でしょうね。

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「石の中」 明日香村にでもありそうな感じです。

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庭から見たミュージアムサロン(休憩室)

館内には飲食できる設備はないので、雨で冷えたお腹を温めなくては…

湯の山温泉方面へ向かえば新しい施設もあるのですが、帰宅時間も気になります。
駅へ向かう途中のとろろ屋さんで昼食を頂くことにしました。

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とろろもお蕎麦も美味しいけれど冷たかった><

雨が止まないので帰りましょう。

三重県に来たのだからお土産はもちろん…
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伊勢名物「赤福」を名古屋駅で買いました^^;

三重県は近いようで意外に時間がかかります。もうちょっと近かったら何度でも行ってみたいと思う美術館でした。

  赤福の箱を狙っていた こまちdog &洋子


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芸術の秋?それとも食欲?瀬戸市焼き物編のおまけ

event 愛知県瀬戸市は今から11年前に大変話題になったところです。2005年の万博会場に予定されてましたが、海上の森という手つかずの自然林でオオタカが発見されてしまったばかりにメイン会場は長久手のほうへ持っていかれてしまいました。名古屋近隣で二つの会場を回らなければならないという移動の面倒な万博で、当初は観客動員が危ぶまれていましたが、終わりのころは満員御礼の日々だったようです。
人出の多いところは苦手なので行きませんでした。冷凍マンモスなんて展示もあったそうですが…なんといっても人気だったのがアニメ「となりのトトロ」に出てきたメイとサツキが暮らす家でした。
あれから11年、長久手会場は「愛・地球博記念公園」愛称モリコロパークとして、瀬戸会場は瀬戸万博記念公園「愛・パーク」として整備され無料開放されています。

↓長久手会場だったモリコロパーク
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うわあ!広すぎる~モリコロパーク


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からくりモニュメントもそのまま残されています。

↓こちらは瀬戸会場だったほうです。
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(愛・パークホームページより後ろの大皿は直径3mだそうです)

瀬戸市に行ったのだから当然瀬戸会場へ…というのは通常コースなんですが、
私たちは平日の午後なら空いているであろう「メイとサツキの家」が見たくて長久手に行ってきました。

公園は無料開放されてるのでワンちゃんを連れて散歩されてる方もいました。
ただし、日本庭園のあるエリアはペット禁止。

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柿がなってました。

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日本庭園エリアにあるせせらぎ。少しだけ紅葉してる木がありました。

このせせらぎにかかる橋の下から突然霧が湧いてきました。
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幻想的~夏ならひんやりとするでしょうね。
万博会場は暑いので所々でミストシャワーが出ていました。

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お茶室もあります。1席500円かな…

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苔もきれいに手入れされてます。
   
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メイとサツキの家に向かう途中にドングリがいっぱい落ちてました。
トトロが拾ってるかな?

そろそろ家が見えてくるかしら?

実は9月に豊田市美術館で開催された「ジブリの立体建造物」展にも行ったのですが,大混雑で消化不良を起こしていました。
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油屋は意外と小さかった…
美術館も素敵な建物だったのですが、写真を撮るような余裕がありませんでした。

でもこの日は平日。「メイとサツキの家」も空いていて予約なしでも入場できました。
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来ましたよ。草壁家の門。
赤い屋根の部分がお父さんの書斎。

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内部の撮影はできませんが外からならOK

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書斎の中は本や資料がいっぱい。

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お座敷の縁側。皆さん、縁側に腰かけて記念撮影されてました。

係の方がレアな情報を教えてくれます。
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黒いトンボが見えますか?
これは、この家を建てた大工さん(板金屋さんかも)が余った材料でトンボを作ってくれたんだそうです。

庭を回ると井戸があります。
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手押しポンプです。

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ちゃんと水が出るんですね。

部屋の中のたんすの引き出しや水屋の棚も、自由に開けてみることができます。
衣類は季節ごとに入れ替えているんだそうです。

お風呂場も、かまども、隠し階段も、映画でみたままが再現されています。

所々、遊び心で映画にはなかったものも作られているそうです。
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瓦に「と」の字が…

草壁家の門の外にはバス停もありました。
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見学時間は30分でしたが、お客さんが少なかったので中も外もじっくり見ることができました。
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草壁家の全体はこんな感じ。

そしてトトロと空から見た家は
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展望塔があるので上からよく見えます。

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パノラマで写してみました。

懐かしいモリゾーとキッコロもいたんですね。
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モリコロパークはとてもきれいに整備されていて、イベントも時々あるそうです。
駐車場は有料ですが、広大な公園をゆっくり散策するのも気持ちよさそう。
今頃は紅葉も進んでいると思いますので、ぜひお出かけ下さいね。

  ~まだまだ続きます^^

もみじよりももみじ饅頭が食べたい…こまちdog &洋子

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芸術の秋?それとも食欲?瀬戸市焼き物編①

maple 11月になりました。いよいよ今年も残すところ2か月、何かと気ぜわしくなってきますね。
でもお出かけには今が一番。紅葉の便りもそろそろ聞こえてきます。

美術館へのお出かけが続いています。
10月の半ば過ぎに瀬戸市美術館へ「宮川 香山」展を観に行ってきました。
これまであまりなじみがなかったのですが、TVの番組で紹介されていて、なんて凄い焼き物だろうと思っていました。
今年は没後100年に当たるそうで、各地で展覧会が開かれていますが、愛知県瀬戸市は焼き物の本場ですので、瀬戸市美術館でも特別展を開催しています。

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初めて瀬戸市美術館に行きました。
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小高い丘の上に、文化ホール、文化交流館、美術館の3棟が立っています。

エントランスホールの焼き物は撮影OK。
ネットでどんどん拡散してくださいと書いてありました。

(クリックで拡大して細部をよく見てくださいね)
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鳥が張り付いてます。陶器の表面にリアルな装飾を施した高浮彫(たかうきぼり)は、宮川香山が生み出した独創的な技法です。

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う~む,凄いとしか言えません。海外の博覧会で絶賛され、日本にはほとんど残っていなかったのですが、
香山研究家の田邊哲人氏が買い集めて貴重なコレクションとしたおかげで私たちも実物を見ることができます。

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焼き物って火入れで縮むのに、何故こんなことができるのか…。全く不思議な世界です。

香山の凄いところは、高浮彫だけにとどまらず、華麗で繊細な釉下彩という焼き物へ進んでいくのです。

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全く趣が違います。薄い膜がかかったような釉薬。
陶器ではなく磁器なんですね。

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透明感というか、色使いも抑えてあるのでさわやかです。

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展示室内は撮影できませんので、絵葉書を買いました。
上の「青釉船形花瓶」は優しい色と形も素敵なのでもっと小さかったら、一つあってもいいかなと思いました。
(我が家の許容範囲は狭いので…)

右の猫に牡丹、「眠猫覚醒蓋付水差」は猫の表情が何とも言えず引き込まれてしまいます。
顔のアップがクリアファイルになっていました。
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小さな歯、耳の中の色使い…。
ちょっと怖い?

冒頭の写真のワタリガニも凄かったんですが、ここに展示されてるのとよく似た作品が東京国立博物館にあります。そちらは初期の高浮彫の作品で重要文化財になっています。

猫も鷹も熊もカニも、とにかくリアルで凄いです。
瀬戸市では11月27日まで展示がありますので、お近くでしたらぜひ一度ご覧になって下さいね。

過剰装飾と繊細な焼き物でちょっと疲れましたが、せっかく瀬戸へ来たのだから普通の焼き物も見たいねということで、少し街を散策しました。

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いい雰囲気のお店ですね。和菓子屋さんかな?

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店の前の川が瀬戸川なんですね。

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瀬戸物屋さんで掘り出し物を探しましょう。

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沖縄ならシーサーが乗っているのでしょうが、こちらは鍾馗さまかな?

毎年せともの祭りが開催されてこの辺りは大変な賑わいになります。
掘り出し物…。小さな香炉を買いました。

先ほどの和菓子屋さんで見かけた張り紙。
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猫饅頭?たま?
店先の看板猫は黒白っぽかったけど…。
肉球が気になったのでお饅頭を買ってみました。

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可愛いでしょ(お皿も瀬戸で買いました)
食べるのが可愛そうな気もするけど…賞味期限が( ´艸`)

猫の顔のアップ見ながら頂いちゃいました^0^

折角出かけたのだから、午後からもう一か所行きました…つづく

肉球は美味しくなさそう こまちdog &洋子

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