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2018年12月18日 (火)

古代アンデス文明を点検 ②

12月もすでに半ば過ぎ、いよいよ押し詰まってまいりました。
アンデスはぶっ飛ばしていきますね。

地図をもう一度。南アメリカ大陸の太平洋側に長く伸びた国。ペルーが主な舞台です。
先回は紀元後500年くらいまでの文明を紹介しました。年代順といっても海側、山側と重なってる時代もあるし、影響を受けつつ発展していったり、独自の文化だったり、まだ判明されてないことのほうが多いようです。

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地上絵で有名なナスカは、上の地図ではカワチ遺跡を中心とした砂漠地帯にあります。
(紀元前200年~紀元後600年位)
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ハチドリの図
誰が何のために描いたか謎が多いのですが、宇宙人じゃなさそうです。
最近の研究では、雨乞いのためにナスカの人々が祈りを捧げながら石を置いて描く、という説が有力になっているようです。

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ナスカでは地上絵だけではなく美しい刺繍の布も出てきました。
ミイラをくるんだ布だそうですが、一つ一つみんな形が違います。
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翼を付けているように見えます。
先日TVで刺繍の話をしていた人が、刺繍というのは世界中にある文化で、人類は場所は違えど同じ体験をしていくと言われました。展示品の中では一番好きなものでした。
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ナスカ土器 リャマの顔がデザインされています。
お土産コーナーにこのデザインのグッズが沢山ありました。

ナスカから少し時代が下って、ワリ文化が地方に影響を及ぼすようになりました。
古代アンデスの人々は文字を発明しませんでしたので
キープという結び目を組み合わせたロープで情報交換をしていました。
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こちらはインカのものですが、ワリ文化を受け継いでいます。
単純に見えてもさっぱり読み取れません。

ティワナク文化(紀元後500年~1100年位)
標高3800mの高原に石造りの神殿があります。
各遺跡は館内で映像が流れてよくわかります。
加えてイヤホンガイドも利用。スマホかタブレットを選択とのことで、初めての体験でした。

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カラササヤで出土した金の装飾品。

紀元後800年~1300年半ば頃、海側で栄えたのはシカン文化です。
1978年、日本人の研究者・島田泉氏が崩壊しつつあった日干し煉瓦で作られたピラミッド群を調査し始め、1991年、ついに王墓と思われる墓を発見しました。
この発見はTVの特番で何度も見ましたし、20年くらい前に「黄金の都シカン発掘展」というテーマで名古屋市博物館でも開催され、その時の驚きは今でもはっきり覚えています。黄金の仮面の形、アーモンド型の目、墓に埋められた謎のポーズをとった遺体。シカンと名付けたのも島田氏です。
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金の装飾品 カウベルをつなげたような形。

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黄金のコップ
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死者の仮面 
この顔の形は当時お土産品にデザインされていました。
こまちが通う動物病院の近くに、看板はないけどこの顔のマークがついた店があるのですが、入り難くくて何の店か未だに謎のままです。

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朱色に塗られた髑髏 (仮面を付けていた人の頭部)
日本でも古墳の石棺内部などは朱が施されていますね。
動脈血の色、赤は特別な色なのでしょう。

シカンの土器類はあまり装飾的ではありません。
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形は面白いです。両手に持っているのは装飾用としても貴重なウミギク貝だとか。
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リャマの頭部を象った土器と牛の土器
殆ど模様はありません。

同じころワリ文化は高地で発展していて、農業技術はインカへと受け継がれていきます。
段々畑で荷役用として活躍したリャマ。
この土器はかなり大きな物で日本初公開だそうです。
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 ワリ文化・リャマの土器(背丈は1mくらい)
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布類もいろいろあって、魚の形を編み出したものや
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絞り染めのような小さな布を継ぎ足したもの。
織物の模様、色使いがいいですね。

紀元後1100年頃~1400年頃、シカンを滅ぼしたチムー王国が栄えていました。
海岸地帯に巨大な王国を作り、チャンチャン遺跡は世界遺産に登録されています。

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布でくるんだミイラを運んでいる木造のミニチュア模型
白い部分は貝殻でしょうか?螺鈿っぽいですね。

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こちらは屋敷の模型。
1476年頃チムー王国に遠征したインカ軍は、水源を抑えてチムーを屈服させます。
チムー王国にいた多くの黄金細工の職人たちを首都クスコに連れ帰り、王と宮殿を黄金で飾り立てるよう命じました。
多分膨大な黄金の装飾品があったはずですが…
インカ帝国(紀元後1420年頃~1572年)
南北4000Kmにも及ぶ巨大帝国を築き、インカ道と呼ばれる道路網を発達させました。
王の命令をを記憶して(文字を持たなかったので記憶に頼り)リレーで受け渡しながら伝える人がいました。命令は速く届いたのですが、この発達した道路網がスペイン人の侵略をたやすくしてしまったのです。
ピサロ率いるわずか168人のスペイン人にあっけなく滅ぼされたのは、天然痘などの病原菌で先住民は殆ど亡くなってしまったのだという説もあります。
病原菌も大航海時代にヨーロッパから広まったのですね。
黄金品は殆ど奪われてしまったので、小さな金色の像しか出てきませんでした。

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10cm位の合金製の男女像

最期の展示室は頭骨やミイラだったので撮影はできませんでした。
頭の骨を子供の頃から変形させてハンマーのような形にしたり、土地によって型があるようです。インカの王はミイラになっても生きていた時と同じようにかしずかれていました。
世界遺産・マチュピチュもインカ王のミイラにささげられた街であったという説が有力になっているそうです。
マチュピチュの様子は映像で見ることができました。
勿論、空にはコンドルが飛んでいました^^
まだまだ謎の多いアンデス文明。
これからも新しい発見がどんどん出てくるでしょうね。

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チチカカ湖のお土産品。手編みの指人形。
種類はいろいろあったのですが、最後の謎、このゆる~いやつは何でしょう?
白いほうはアルパカです。
赤いやつ、虫ですかね?ご存知の方教えてください!!


今日の御馳走
先日、高知県へ仕事に行った知人に頼んで、「馬路すしの素」を買ってきてもらいました。
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馬路村は柚子の名産地。ポン酢はこちらでも手に入りますがすしの素はないのです。
ココ友さんが作っていた「こんにゃく寿司」が作りたくて、遠路はるばる持ってきてもらいました。
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すし飯には炒りごまをたっぷり入れます。板こんにゃくは切れ込みを入れて煮つけておきます。標準の板こんにゃくで6個できます。冷めたらいなりずしのようにこんにゃくに詰めます。ちょうどあった柚子の皮も散らしてみました。

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こんにゃくに切れ込みを入れるのがちょっと難しいけど、味は抜群!
ご近所さんにお裾分けしたら絶賛されました。
こんにゃくでダイエットを目論んだけど、こりゃあかん><
うまうまで食べ過ぎてしまう~~(*≧m≦*)

酸っぱいものは興味なしーこまち &洋子

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