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2019年5月 7日 (火)

美術館への道(MIHOミュージアム)

この春、もう少しで桜が咲く頃でしたが、日本に3つしかない国宝の曜変天目茶碗が同時期に展示されるとのことで、一番近いけど一番行きにくい滋賀県、信楽にあるMIHOミュージアムへ行って来ました。
京都まで新幹線で行ってJR琵琶湖線で石山駅まで戻り、臨時バスでMIHOミュージアムへ直行。山の中にあるので立って50分もバスに揺られるのはちょっと大変でした

MIHOミュージアム2019-01
山の中にぱっと開けたエントランス。無料の電気自動車が運航されています。
半円形の庇が出ている建物はレセプション棟。
前庭の丸い中心に立ってみなさいねと、この美術館の常連さんが教えてくださいました。

MIHOミュージアム2019-02
この円の真ん中に立つとレセプション棟の半円に広がった窓すべてに自分の姿が映るのです。
ここから500mほど歩きます

MIHOミュージアム2019-03
あの門の向こうに枝垂れ桜の並木が続いているのですが、まだ早かったかな

MIHOミュージアム2019-04
トンネルが見えてきました。美術館はまだ先なのです。

MIHOミュージアム2019-05
枝垂れ桜が満開の頃は人がいっぱいだそうで、電気自動車は運行しませんし、このトンネルの中も人で埋まってしまうそうです。

MIHOミュージアム2019-06
トンネルの出口からは美しい造形の橋になっています。
正面に見える屋根が美術館の玄関です。
広大な敷地100万㎡もあるそうです。山2つ分かな?

MIHOミュージアム2019-2-007
(撮影/by hiro)
私が行った時よりも20日程後は枝垂れ桜が満開だったそうです。
美術館の建物は半ば山に埋もれるように建っているので全容は写せません。

08
2019年春季特別展「大徳寺・龍光院(りょうこういん)国宝・曜変天目と破草鞋(はそうあい)」を鑑賞。
破草鞋(はそうあい)とは何ぞや?
「破れた草鞋(わらじ)を表す言葉。 転じて、自らが学んだ法や修めた道をちらつかせることなく、人知れず平凡に、ひとつの破れたわらじのように生きていくことこそが禅の修行の境地である」
という意味だそうです。
大徳寺・龍光院は武将・黒田長政が父・黒田如水(官兵衛)の菩提を弔うために江月宗玩を開祖として1606年に建立されました。
堺の豪商で茶人の天王寺屋・津田宗及の次男として生まれた江月は優れた禅風と高い教養の持ち主で寺には一流の文化人が集い、天王寺屋伝来の名宝の多くが龍光院に寄進されました。

MIHOミュージアム2019-09
(展示パネルの寺の写真より)
普段は一般公開をしていないので、この門より中へは入れません。

MIHOミュージアム2019-10
(展示パネルより)
寺犬がいるんだね。

MIHOミュージアム2019-11
(展示パネルより)
国宝・曜変天目茶碗
中国の建窯で作られたとされていますが謎が多く、偶然に浮かび上がった星のような斑紋が不吉だとされて全て砕かれてしまったという話も伝わっています。
現存するものは世界中でたった四つ。その全てが日本にあります。三つは国宝に、一つは重要文化財に指定されています。

MIHOミュージアム2019-2-014
(絵葉書より)
重要文化財・耀変天目茶碗はここMIHOミュージアムの所蔵品です。
龍光院とは別の展示室(北館)に飾られていました。

MIHOミュージアム2019-2-012
油滴天目茶碗と螺鈿唐草文天目台
重要文化財です。茶碗を載せる台の螺鈿細工がとても美しく、侘び茶とはまた趣が違うのですね。
展示で面白かったのは茶入れの形をそのままに写した「切型」でした。
59枚もあってそれぞれの特徴、表面の模様なども描きいれてありました。

MIHOミュージアム2019-13
北館の中庭は和風のしつらえです。

MIHOミュージアム2019-15
MIHOミュージアムの建築設計は、パリ・ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館などで世界的に知られているI.M.ペイ氏によるものです。
三角形と六角形の組み合わせがモダンな天井。

MIHOミュージアム2019-16
地下1階のフロアにあるモザイク画
古代ローマの邸宅の床を飾っていたものです。

MIHOミュージアム2019-2-017
(絵葉書より)
ガンダーラ仏 2世紀後半期
この仏様だけのために作られた部屋は天井の灯り取りから柔らかな光を受けています。

MIHOミュージアム2019-2-018
(絵葉書より)
隼頭神像 エジプト・紀元前1295~1213年頃

特別展示は北館で、常設展示は南館でエジプト、中国・西域、南アジア、西アジアと膨大な数のコレクションが展示されていますので、一日かけてゆっくり観賞するのがお勧めです。

MIHOミュージアム2019-20
あまりにも多くの展示物を見たのでお腹が空きました。
美術館棟には喫茶室が、入口のレセプション棟にはレストランがあります
食材、調味料は農薬を一切使わない秀明自然農法で作られたものだそうです。
野菜たっぷりのパスタと自家製のパンを頂きました。

MIHOミュージアム2019-2-019
(絵葉書より)
枝垂れ桜が満開の頃はライトアップもあるようですが、こんな風には見えないでしょうね。
観光バスも数台来ていたし、マイカー用の広い駐車場もありましたので連休中はさぞ賑わったことでしょう。
特別展は5月19日までです。
冬季は休館になりますのでお出かけの際はこちらで→MIHO ミュージアム 確認して下さいね。

野菜よりも肉が好き💛こまち&洋子

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コメント

京都まではよく行くけど。その先は・・・・
娘は草津の大学に行ってたけど、私は一回も行かなかった。

投稿: 酒が好き | 2019年5月 7日 (火) 18時36分

🌟 酒が好きさん、こんにちは
琵琶湖周辺は見どころ沢山ですよ~。信楽焼の盆栽鉢など物色されてもいいかも^^

投稿: ばんび | 2019年5月 8日 (水) 13時40分

こんにちは〜♪
素敵な旅をなさっている様で、素晴らしい事ですね。

投稿: hiro | 2019年5月10日 (金) 14時37分

上野の美術館などには、良くいきましたが..ほんとうに素晴らしいですね。
撮影.hiroさん、おんなじHNだぁ。

投稿: hiro | 2019年5月10日 (金) 14時45分

🌟 hiroさん、こんにちは
美術館はどこのでも大好きです。上野は日帰りではもったいないですね。いつかゆっくり都内の美術館をまわってみたいです。写真を拝借した方は同郷の女性です(笑)

投稿: ばんび | 2019年5月10日 (金) 14時59分

こんにちは(^v^)
4つしか現存しないお茶碗。貴重な物なんですね。
新幹線・JRのあと、バスで50分も立ったまま。
その後も、ずいぶん歩いて・・・(汗

全面に映る「点検おばさん」、見てみたかったかも❤

桜は、咲き始めも満開時も、散り姿も綺麗ですね❀

投稿: 四季 | 2019年5月10日 (金) 15時52分

🌟 四季さん、こんにちは
曜変天目茶碗は記録だと9つあったようですが、戦乱などで失せたのかな。ちょっと前に鑑定団に出たものはどうも現代作家の物のようです。現代のなら私でも買えますけどね^^;
考えてみたらバスツアーもあったのです。桜の写真提供してくれた友人はツアーでした。滞在は2時間なので、常設展はちょっと無理みたい。四季さんなら建物のほうをじっくり見られるでしょうね。

投稿: ばんび | 2019年5月10日 (金) 17時31分

素晴らしい!
天目台も、螺鈿で素晴らしいのですねえ。知らなかった。
実物見たい・・・。


投稿: kayoko | 2019年5月11日 (土) 21時52分

星の様に綺麗な斑紋なのに不吉なのか…
壊しちゃったなんてもったいないですねぇ
枝垂桜の並木道ってステキだけど
アクセスがとんでもない美術館ですね!
着く前に倒れちゃいそう

投稿: だーしょんまお | 2019年5月12日 (日) 08時12分

🌟 kayokoさん、こんにちは
東京の静嘉堂文庫美術館は6月2日まで、奈良国立博物館は6月9日までです。すでに3つとも回られた方がいます。東京は多分普段でも見られるので奈良へ行ってこようかと。斑紋の現れ方が少しずつ違うようです。

投稿: ばんび | 2019年5月12日 (日) 14時37分

🌟 だーしょんまおさん、こんにちは
焼き物って火や釉薬が予測もつかない作用をするのが醍醐味だと思いますが、あまりにも美しいものは不吉だったのでしょうね。この美術館はどんだけお金持ちなんだというくらいいいものを収蔵しているようです。バスツアーで行けばよかった^^;

投稿: ばんび | 2019年5月12日 (日) 14時47分

ばんびさんこんばんは☆
MIHOミュージアム、とても素敵なところですね!!桜が満開の時期にいったら尚素敵でしょうね✿
それにしてもいつも思うのは、ばんびさんってフットーワーク軽いですよね!!
私もあれこれ、行ってみたいなぁと思いつつも、実際ほとんど行かないで終わっちゃうし・・・
尊敬しちゃいます(^-^)

投稿: おやゆき | 2019年5月18日 (土) 23時49分

🌟 おやゆきさん、こんにちは
花が奇麗な時はどこも人がいっぱいですね。花を見るか、展示作品をゆっくり見るかの選択でした。思い立ったが吉日なので衝動的に出かけることにしています。日帰りならこまちも待っていてくれるから^^;

投稿: ばんび | 2019年5月19日 (日) 08時07分

ばんびさんこんばんは
下手な写真をきれいにのせていただきありがとうございます。
コメントを読んでびっくりしました。私いつ見て投稿したのかしらと。おんなじhiroさんで、美術館好きでうれしいです。
ばんびさんこれからも美術館の話いろいろ教えてくださいね。楽しみにしています。

投稿: ひろ | 2019年5月23日 (木) 22時51分

🌟 ひろさん、こんにちは
写真、ありがとうございました。
ちょっとサイズ加工ましたけど、記事が華やかになりました^0^
最初のコメントを下さったhiroさんはご自身でも絵を描いていらっしゃいます。名古屋辺りで展示されたら見に行きましょうね。

投稿: ばんび | 2019年5月24日 (金) 14時29分

ばんびさん、こんばんわ。
天目茶碗は写真で見ただけでも宇宙を感じますね。私が持ったら絶対緊張して落とします(笑)
山の中らしいですけどガンダーラ仏まで観られてお徳感たっぷり。1日かけてこんなところでのんびりしたいです。
チョロ

投稿: チョロ | 2019年6月 8日 (土) 21時00分

🌟 チョロさん、こんにちは
天目茶碗って案外小さくてびっくりしました。実際にお茶をたてて飲まれたのかなあと思います。抹茶の緑と合うかしら?ミホミュージアム、季節の変わり目ごとに行きたいですね。設計者のペイさん、先日亡くなったそうです。

投稿: ばんび | 2019年6月 9日 (日) 18時20分

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